上左4番の歯の痛み
2009-07-01


先月くらいから上左4番の歯が痛むようになってきた。完全に歯の根っこまで治療している歯で、3月上旬ごろに土台から外れてしまったあと、もう一度そのままそれをくっつけてもらったやつだったと思う。

その時には、これまでに治療を重ねた結果、根の部分が薄くなっていて、その歯自体が寿命に近づいているという診断で、とりあえず着けて様子を見ましょうと話だった。

その後、歯噛みをしたときに歯が少し動く感じがしていたのだけれど、先月くらいから歯茎のあたりが疼くような感じになり、現在は少し腫れた状態になっている。

先週に再度診察を受けて、3月の時と同じことを言われて(これ以上治療は限界で後は抜くしかなさそう)、腫れを抑えるために抗生物質をもらって3日ほど飲んで1週間様子を見ることになった。

たしかに、抗生物質を飲んでいる間は疼きも小さくなっていったのだけれど、それが終わるとまた大きくなってきたので、今日の診察でその旨報告。

念のため再度X線で根と歯茎の状態を撮影してみたところ、状況としてはそんなにひどいようには見えないけれど、やっぱり根の先のあたりに膿がたまってきていて、その部分で歯茎が腫れた結果疼いたり、痛みを感じたりしているそうだ(根尖病巣と言うらしい)。

この歯は10年くらい前だったかに神経を取って根を治療した数年後に、今回と同様に(もっとひどく)歯茎が腫れて、根の再治療を行ったもの。そのときのX線写真も残っていたので見せてもらったが、平成15年撮影で、確かにそのときには根の部分に入っているはずの薬が抜けていたので、再度薬を入れる治療をしてもらった。

そういえば、この頃(2003年頃)はもっとも負荷が厳しい時期で、とにかく大変だった。特に腫れがひどくなったのも、アメリカに出張に行っていた時期だったような記憶がある。そんなこともあり、体調の悪化も原因と言われた記憶がある。


今日の写真での診断は、その薬を入れた根の部分自体は抜けていないのだけれど、その先でやっぱり前回と同様に膿がたまってきているとのこと。根にはちゃんと薬が入っているはずなので、これをまた取って再治療しても改善する可能性は正直、望み薄と言われた。

提示された選択肢は、

1.もうしばらく様子を見る
  →体調の改善によって疼きが気にならなくなる可能性はあるが、痛みが継続的に続き、ひどくなるようだと食欲に影響して、またそれが体調の悪化につながる悪循環の危険性はある。

2.望みは薄いけれど、再度根の治療をしてみる
  →良くなる可能性は無いとは言えない。ただ、根の部分の薬を入れ替える治療をするだけで、その部分は悪くなっているようには見えないので意味が無い可能性があるばかりでなく、治療の過程で根がもろくなってしまい、割れてダメになる可能性もある(その場合は結局抜くことになる)。
  →治療の途中でX線で見えなかった、歯が割れているなどが見つかればその時点で治療は無理なので抜くことになる

3.あきらめて抜いてしまう
  →抜いた後どうするかについての提案は、ブリッジをするとのこと。ただ、その場合、両隣の歯はすでに治療済みだけれど、そのうち一つが神経を残したままにしているので、これをまず取ってからやる必要がある(期間は1ヶ月、また神経を取るとやはり歯がもろくなる原因になる)。

どれもあまりいい選択肢とは思えないので、とりあえず判断を先送りにして、痛みがひどくなりそうなら頓服的に抗生物質を飲むようにして、食欲が無くなるほど痛むならまた来る、ということした。

後でネットで調べてみると、根尖病巣の治療法として、根の再治療(根管治療)がうまくいかない場合に、歯根端切除術、あるいは意図的再植術というものがあるということを知る。

まあ、ケースによっては使えないこともあるだろうけれど、これが出来る歯科医を探してみようかな、と思う。費用対効果も重要ではあるけれど。
[日記]

コメント(全9件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット