パキシルについて
2009-01-16


副作用の点では、気分の悪さが抑制されつつありましたが、常にぼんやりとした気分、時々電気がはしるような、感じが消えることはありませんでした。

とはいえ、通常の生活、ただ、普通に生きる分には全く問題ないといえます。ストレスを感じにくい(薬のせいでぼんやりしていることのよい面)せいもありますが、なんとなく生きているというところでしょうか。

診察では、一応経過を伝えつつも、調子自体は良いと報告していました。

「服用開始後3年半」

これまでパキシルを服用して、ぼんやりと、なんとなく生きてきました。特に強烈なプレッシャーを感じることもなく、また特別な軋轢も無く過ごしていたのですが、治療継続中も一応なんとか、辞めずに続けていた仕事の関係で、そうも言ってられなくなりました。

ぼんやりから、がんばるへ転換が必要になったのですが、どうしてもがんばることが出来ませんでした。集中し続けることが出来ない。集中すると急速に疲れるようになり、眠くなって、どうしようもなくなる等。体調は全般にいいはずなのに、負荷がかかると途端にダメになってしまう。このとき初めて、自分が(精神)障碍者の一人であることを思い知らされました。

体調はいいはずなのに、これはさすがにおかしいと思い、主治医に相談したところ、ちゃんと寝ているはずなのに、昼間に強烈な眠気が出てくるのは、うつ病の再発かもしれない、とのことで、思い切って薬を変えようか、という話になりパキシルを減量し、トレドミンを服用するように切り替えました。結果として、眠気は解消して、ある程度がんばれるようになってきたのですが、日記に書いたとおりに、同時に戻ってきた、不安感、焦燥感、嫌悪感、等の感情(生きる苦しみ)に苦しめられることになりました。


「パキシル減薬、中止の過程での離脱症状」

減薬から中止については、1ヶ月ちょっとを要しました。それまで1日30mgだったパキシルを1週間単位で20mg, 10mgと減らして、同時にトレドミンを増量しました。

急激な離脱症状は出なかったものの、気分の悪さや、頭に電気が走る感覚はあり、また同時にたまたま仕事がきつい時期に重なったこと、精神的にもつらいことが重なったため、かなりつらいものがありました。

最終的に離脱症状が完全に消えるまでに中止後1ヶ月半は要したように思います。


「僕にとってのパキシルという薬」

・初期の非常に悪い時期を救ってくれた薬でした。
・全体を通しては大体のところ、なんとなく、気分はぼんやりとしつつ、それなりに過ごすことができました。

SSRIはスマートドラッグの一種に入れる分類もあるそうですが、僕にとっては、むしろ知的能力の低下をもたらしたので、それに入れることには疑問があります。向精神薬と違って、気持ちよくもなりませんし、爽快感もありません。そういう意味では安全な薬なのかもしれないですけれど。

ただ、普通になんとなく生きる、という目的に限って言うならば、非常に助けになる有益な効果をもたらしてくれましたので感謝しています。

最後に、以上のパキシル服用については、厳格に主治医の指導にしたがって実施しました。うつ病になっている時点で、自分の正常な判断力は失われている可能性がありますので、これもそうすべきだったでしょう。

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